SOLD OUT
【 世界が終わるまで絵を描く
手にした絵から始まる世界 】
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■「世界が終わるまで絵を描く#0」
兼子真一 ドローイング
制作年:2020年
和紙に鉛筆、アクリル絵具
作品サイズ:254mm×190mm
額装済:アルミ細額/アクリル板
額サイズ:428mm×350mm
※アーティストが描いた一点物です。再入荷の予定はございません。
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絵について
2020年3月25日、コロナの猛威によって日本が静止した日。この世の終わりをリアルに感じて描き始めたシリーズ「世界が終わるまで絵を描く( ※を参照)」は既に300枚を超えた。この混乱を抜けたら終わるシリーズだったのだが、全く終わる気配がない。
絵のタイトルナンバーは「#0」。シリーズを開始した前夜に描いた絵である。物語には必ずはじまりがある。2021年を迎える前に「物語のはじまり」をこの場で発表しようと思いナンバーを「#0」と記した。僕にとって、コロナ前の時代最後の絵であり、その区切りとなった絵だからとても重要な意味を持つ絵である。
瞬間的に引いた線で描かれたドローイングだが、組まれた指先に意思と感情を感じ取れるところが気に入っている。僕は女性の骨盤を「生と死」・手足の繋がりを「関係」の象徴として描いている。この絵は骨盤と手足の組み合わせで円相を描こうとした。生と死の循環があって、関係がそれを繋げているイメージである。
兼子真一 2020 12月
(※) https://kanekoart.official.ec/blog/2020/09/13/173447